宅建の登録実務講習で落ちた事例と対策!合格率99%でも落ちる人の共通点【完全版】
「せっかく宅建試験に受かったのに、登録実務講習で落ちたなんてことになったらどうしよう…」
今、このページを開いているあなたは、そんな不安で胸がいっぱいかもしれませんね。合格率や修了試験の難易度が気になって仕方がないという方もいるでしょう。
結論から言えば、登録実務講習で落ちる確率は極めて低いですが、油断して遅刻をしたり、講義中に居眠りをしたりすると、容赦なく不合格になるのも事実です。
この記事では、修了試験に落ちてしまう具体的な原因や、万が一のときの再受講の流れ、そして絶対に失敗しないための攻略法について、詳しく解説します。
この記事で分かること
- 登録実務講習で落ちる本当の原因と合格率の真実
- 修了試験を確実にクリアするための具体的な攻略法
- 万が一落ちてしまった場合の再受講や費用のリスク
- 当日の持ち物や服装など失敗しないための事前準備
この記事では、宅建試験合格後に受講する「登録実務講習」について解説しています。
試験前に受講する「登録講習(5問免除講習)」とは異なりますのでご注意ください。
そもそも受講が必要な人・不要な人【制度の確認】
「落ちたらどうしよう」と心配する前に、まずはご自身が本当にこの講習を受ける必要があるのか、制度の全体像をサッと確認しておきましょう。ここを勘違いしていると、不要な講習を受けてしまったり、逆に受講資格がないのに申し込んでしまったりするリスクがあります。
合格から宅建士証交付までの流れ
宅建試験に合格してから、実際に「宅建士証」を手にするまでの流れは以下の通りです。登録実務講習は、このプロセスの最初のステップに位置します。
- 宅建試験 合格
- 【ここ!】登録実務講習の受講・修了
※実務経験2年未満の場合必須 - 資格登録申請(都道府県庁へ)
※申請から登録完了まで約30日〜60日 - 宅建士証の交付申請・交付
もし、この講習で落ちてしまうと、その後の登録申請がすべて後ろ倒しになってしまいます。
実務経験2年以上なら受講は「不要」
実は、宅建試験合格者のうち、「宅地建物取引業の実務経験が2年以上ある方」は、この講習を受ける必要はありません。そのまま資格登録申請へ進めます。
ただし、不動産会社に2年以上勤務していても、認められないケースがあるため注意が必要です。
【実務経験として認められない主なケース】
- 一般管理業務のみ: 顧客への説明や物件調査を行わず、人事・総務・経理・受付・秘書などの業務のみに従事していた場合。
- 従業者名簿への未記載: 勤務先の「従業者名簿」に名前が載っていなかった期間。
- 学生のアルバイト: 昼間部の学生が学業の合間に行っていた場合など(※条件による)。
もしご自身の業務内容が要件を満たすか不安な場合は、勤務先や都道府県の担当窓口に確認しましょう。「実は受けなくてよかった」となれば、落ちる心配をする必要もなくなります。
宅建の登録実務講習で落ちた事例と合格率の真実
ここからは、実際に受講が必要な方に向けて、「落ちた」という検索が後を絶たない理由や、登録実務講習のリアルな合格率、そして不合格になってしまう具体的なパターンについて解説します。
登録実務講習で落ちる確率はほぼゼロに近いのか

まず、皆さんが一番気にしている「確率」の話から始めましょう。
登録実務講習の修了試験は多くの実施機関で合格率が高く、99%以上を謳っている実施機関も複数見受けられます。
「じゃあ、なんで落ちたなんて話が出てくるの?」と疑問に思うかもしれません。実は不合格者には、明確な理由があります。
それは学力不足ではなく、制度上のルール違反や、社会人としてのマナー違反が大半を占めているのです。
講習は国土交通大臣の登録を受けた機関が実施する公的なものであり、法律で定められたカリキュラムを規定時間履修する必要があります。そのため、体調不良であっても欠席すれば即アウトですし、遅刻も厳格に扱われます。
また、合格率が高いゆえに「誰でも受かる」「寝てても受かる」といった噂が独り歩きし、それを鵜呑みにして何の対策もせずに挑んだ結果、修了試験で足元をすくわれるケースもゼロではありません。
この講習は、宅建試験のような「落とすための試験」ではなく、実務に必要な最低限の知識を確認するためのものです。ですから、過度な心配は不要ですが、それでも「100%」ではないという点には注意が必要です。
登録実務講習が難しいと感じる理由と試験形式
「簡単だと言うけれど、実際にテキストを見たら難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。登録実務講習の修了試験は、機関によって多少異なりますが、基本的には以下の2部構成で行われます。
修了試験の一般的な構成
- ○×式の正誤問題(20〜30問程度): 事前に送付される通信学習用テキストやDVDの内容から出題されます。
- 記述式の穴埋め問題(20〜30問程度): スクーリング(演習)当日に学ぶ、重要事項説明書や契約書の作成に関する内容が出題されます。
「記述式」と聞くと、自分で文章を考えなければならないように感じるかもしれませんが、安心してください。ここでの記述式とは、主に「穴埋め」や「語句の記入」です。
しかも、契約書作成などの演習でやった内容がそのまま出るケースがほとんどです。例えば、「この物件の用途地域は何か?」といった問いに対し、手元の資料(登記簿謄本や重要事項説明書の控えなど)から該当箇所を探して書き写すだけの作業です。
最大の安心材料は、テキストや資料の持ち込みが可能だという点です。暗記する必要は全くありません。「どこに何が書いてあるか」さえ把握していれば、答えを書き写すだけで合格ライン(機関によって異なりますが、概ね8割以上が目安)に到達できます。
修了試験で落ちたとなる主な原因は遅刻と欠席

実は、修了試験の点数が足りなくて落ちるケースよりも圧倒的に多いのが、遅刻と欠席による「受講資格の喪失」です。
これは本当に気をつけてください。
登録実務講習は、宅地建物取引業法に基づいた法定講習の一種であり、定められた時間の講義を受けることが修了の必須条件となっています。

なぜ遅刻のリスクが高いかと言うと、講習スケジュールが非常にハードだからです。
一般的に、講習は朝9:00頃から夕方18:00頃まで、みっちりと講義が詰まっています。
これを1日〜2日間行います。
慣れない長時間講義の疲労で、2日目の朝に寝坊してしまうケースや、昼食後に眠気に襲われて集中力を欠いてしまうケースがあるのです。
2日間の講習のうち、1コマでも欠席したり遅刻したりすると、その時点で「修了試験を受ける権利」すらなくなってしまいます。「落ちた」と言う人の多くは、試験の点数以前に、このスタートラインでつまづいているのです。
登録実務講習での服装や態度は合否に影響するか
「私服で行っても大丈夫?」「講師に目をつけられたら落ちる?」といった不安もあるでしょう。
まず服装についてですが、基本的には「私服」で問題ありません。スーツで参加する人もいますが、多くの受講生はビジネスカジュアルや、清潔感のある私服で参加しています。
ただし、あまりにもラフすぎる格好、例えば上下スウェット、ジャージ、ビーチサンダル、ダメージジーンズなどは避けた方が無難です。あくまで「これから宅建士として働くための講習」であることを忘れないでください。

一方で、受講態度は非常に重要です。講師は講義を進めながら、受講生の態度もチェックしています。
あからさまな居眠り、スマホの操作、私語、講義に関係のない本を読んでいる、といった行為は厳禁です。
これらは「実務に就く者としての適格性がない」とみなされ、最悪の場合、修了試験の点数が良くても不合格、あるいはその場で退室を命じられるリスクがあります。
2日間(または1日)という短い期間ですが、この間だけは「真面目な受講生」を演じきってください。
ケアレスミスで修了試験に落ちる人の共通点
試験内容が理解できていても、信じられないようなケアレスミスで涙を飲む人がいます。その代表例が、マークシートの記入ズレや、名前・受験番号の書き忘れです。
修了試験は最後にまとめて行われることが多く、長時間の講義の疲れもあって集中力が切れがちです。
また、記述式問題において、漢字の間違いや、指定された語句を正確に書き写せていないケースも減点対象となります。テキストを見ながら答えられるからこそ、焦らず丁寧に解答することが求められます。「わかっているつもり」で確認を怠るのが一番危険です。
宅建の登録実務講習で落ちたときのリスクと対策
もし万が一、登録実務講習に落ちてしまったらどうなるのでしょうか。ここでは、再受講にかかる費用やスケジュールの遅れ、そして確実に合格するための具体的な学習テクニックについて深掘りしていきます。
登録実務講習に落ちたら再受講や費用はどうなる
残念ながら不合格となってしまった場合、基本的には再受講が必要となります。多くの機関では追試を行っておらず、別日程で改めて申し込みをし直さなければなりません。
- LEC(東京リーガルマインド)など一部の大手: 条件付きで「再受講無料制度」を設けている場合があります(例:同年度内1回に限り無料など)。
- その他の多くの機関: 原則として、受講料(約2万円前後)を再度全額支払って申し込み直す必要があります。
特に1月〜3月頃の繁忙期は予約がいっぱいで、一度落ちると次の予約が数ヶ月先になることもあります。
【注意】宅建士になるための総費用は意外と高い
「たかが2万円の再受講料」と侮ってはいけません。宅建士として登録し、宅建士証を手にするまでには、実務講習以外にもこれだけの費用がかかります。
- 登録実務講習受講料:約20,000円〜25,000円
- 資格登録手数料:37,000円
- 宅建士証交付申請手数料:4,500円
ストレートにいっても6万円以上かかる手続きです。ここに再受講料が上乗せされるのは、経済的にも大きな痛手です。一発合格を目指すのが最も賢明です。
資格登録が遅れるリスクと再挑戦のスケジュール
登録実務講習に落ちると、当然ながら「修了証」が手に入りません。これは、宅建士としての「資格登録」が遅れることを意味します。
会社から「4月までに登録を済ませておくように」と言われていたり、転職活動で「宅建士証あり」をアピールしたいと考えていたりする場合、この遅れは致命的になり得ます。
試験対策としてテキストや重要箇所をチェック

では、確実に合格するためにはどうすれば良いのでしょうか。最強の攻略法は、「講師が重要だと言った箇所にマーカーを引き、付箋を貼ること」です。これは決して大げさではなく、合格者のほぼ全員が実践しているテクニックです。
修了試験はテキスト持ち込み可ですから、試験中に「検索」できる状態にしておくことが全てです。
具体的には、テキストの上部に付箋を貼り、そこに「重要事項説明」「35条」「供託所」といったキーワードを書いておくと、試験中に迷わずページを開けます。
記述式問題などの修了試験を攻略するポイント

記述式問題の多くは、講義内で行う「演習」の内容とリンクしています。
演習中、講師が解説をしながら答えを読み上げたり、スライドで正解を表示したりします。この時、ぼーっとしていて書き写し損ねると、試験本番で参照する「正解」が手元にないという事態に陥ります。
当日の持ち物や注意点で失敗を回避する方法

当日の忘れ物でパニックにならないよう、準備は万端にしておきましょう。
特に私がおすすめしたいのは「大量の付箋」と「複数の色の蛍光ペン」です。
そして意外と盲点なのが「腕時計」です。会場によっては掛け時計が見えにくい位置にあったり、そもそも時計がなかったりする場合があります。スマホは試験中に使用できないため、アナログの腕時計を必ず持参してください。
登録実務講習に関するよくある質問
- Q. 登録実務講習の合格率は?
- A. 多くの実施機関で98%〜99%以上の合格率となっています。テキストの持ち込みが可能であるため、試験自体の難易度は高くありません。ただし、遅刻や欠席、受講態度の不良によって試験を受けられずに不合格となるケースがあるため注意が必要です。
- Q. 修了試験に落ちたらどうなる?
- A. 修了試験に不合格となった場合、原則として再受講が必要です。再受講には改めて受講料(約2万円前後)がかかることが一般的ですが、一部のスクールでは条件付きで再受講無料制度を設けている場合もあります。
- Q. 当日の服装は?
- A. 基本的に服装の指定はなく、私服で問題ありません。多くの受講者はビジネスカジュアルや清潔感のある私服で参加しています。ただし、ジャージやサンダルなど、ラフすぎる服装は避け、講義にふさわしい服装を心がけましょう。また、空調調節ができる羽織りものがあると便利です。
宅建の登録実務講習で落ちたとならないための心得

宅建の登録実務講習で落ちたという事態を避けるために必要なのは、特別な才能ではなく「当たり前のことを当たり前にやる姿勢」です。難関の宅建試験を突破したあなたなら、決して難しいハードルではありません。
前日はしっかり睡眠をとって体調を整え、当日は絶対に遅刻をしない。講義中は真剣に話を聞き、言われた箇所にマーカーを引く。これさえ徹底すれば、合格率99%の波に乗ることができます。
不安になるのは、あなたが真面目に資格取得に向き合っている証拠です。自信を持って、しかし油断せず、2日間の講習を乗り切ってくださいね。
この記事を書いた人
宅建のミカタ TAKU
行政書士・宅建士合格者。H26年度宅建試験では、多くの受験生が苦手とする「権利関係(民法)」で満点を達成。自身の経験に基づき、法律初心者でも効率よく合格できる「戦略的勉強法」や、民法を得点源に変えるノウハウを分かりやすく伝授します。あなたの努力を形にするベストパートナーとして合格まで導きます。




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